さまざまな組織になることができる人の新型万能細胞(iPS細胞)を、安全に効率よく作製する方法を米ハーバード大の研究チームが開発し、米科学誌セル・ステム・セル電子版に30日発表した。
もとになる体細胞の遺伝子を改変せずに、必要なタンパク質だけをつくるRNAという遺伝子を細胞に導入する手法。AP通信によると、チームに加わっていない外部の専門家は「治療に使うことができる初めての実用的なiPS細胞の作製法になるかもしれない」と指摘している。
京都大の山中伸弥教授らが最初に開発した手法では、ウイルスを使って体細胞の遺伝子に外部から特定の遺伝子を挿入する。ただ作製効率が低く、動物の体内に移植するとがんが発生しやすいなどの難点があった。
ハーバード大チームは、人工的に合成したRNAを人の皮膚細胞に導入。すると従来の方法よりも劇的に効率よく、多能性を持った細胞を作れるようになった。
リボ核酸を利用した点が有効だったようですね。
是非ハーバード大チームの研究内容を検証してより安全なiPS細胞作製方法を確立し再生医療を実用化させる方向で更に研究をスピードアップして欲しいですね。
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