2010年10月18日月曜日

日本は多民族国家

未来学者アルビン・トフラーは現在、作家・評論家として活躍している。1970年、彼は『未来の衝撃』を著し、来るべき2010年の未来についてさまざまな予測をしていた。彼は1950年代から「脱産業化社会」の到来を予測し、情報化社会が訪れると信じていたのだ。
当時、彼の予測は人々の予想をはるかに上回るものであったために、多くは受け入れられなかったという。しかし『未来の衝撃』は世界中で600万部を売り上げ、トフラーは未来学者としての名をとどろかせる事となった。
のちに彼の功績は高く評価され、現在、アメリカ国防大学教授を勤め、国際連合女性開発基金米国委員会の共同議長に就任し、ビル・ゲイツ、ピーター・ドラッガーと並んで最も影響力のあるビジネスリーダーのひとりとして数えられている。そのトフラーが、さらなる未来予測を発表した。来るべき40年後の未来について、彼は次のように予測している。
【アルビン・トフラーが予測する2050年の世界】
■政治
今後3年以内に80の国で大統領選挙が行われる。世界中に新しいリーダーが誕生し、女性大統領も数多く登場することになるだろう。また、国によっては宗教団体を基盤とした勢力が政府に進出するケースも考えられる。そして、ビル・ゲイツ氏のように慈善活動をする企業家たちが国際的な影響力を強めるだろう。
■テクノロジー
世界中の専門家や団体が、より迅速に連絡を取り合えるようになり連携を強める。ありとあらゆる分野の問題の答えを、迅速に提供する企業が成功するだろう。化学、生物、放射能、核、気象など専門性の高い知識も、携帯電話などの生活必需品のなかに情報が組み込まれることとなる。しかしプライバシー侵害の問題が深刻化し、情報量の急増により「情報のゴミ」(サイバーダスト)の問題も避けられなくだろう。…
■ 社会的な影響
企業革新のためのもっとも重要な源泉は消費者である。今後、ソーシャル・ネットワーキング・サービスはますます影響力を強め、企業や世界に多大な影響を及ぼすようになる。
■ 経済
企業は国境を簡単に行き来することのできる組織へと変貌する。技術のさらなる進歩は、発展途上国に経済成長する機会を与えるだろう。変化はますます加速化し、情報を常に刷新しないとすぐに時代遅れになる。
■ 環境
浄水システムが発展し、発展途上国では水が原因の病気がなくなり、水不足の問題は解消される。

これらの未来予測、とくにテクノロジーの面に関して、アメリカの一部の情報専門家からはため息が漏れているという。
しかし当のトフラーは楽観的で、未来について尋ねる人に「未来は明るい」と語っている。彼のコンサルティング会社の関係者は「変化は急速に訪れるだろう。しかし世界は今までもライフスタイルをより良い方向へ変化してきた。おそれることは何もない」と、説明している。
40年後の世界、近未来さえ予測できない時でもありますから全く予測ができませんね。大きな変化は伴うでしょうね。男の指導者によって統治され幾多の戦火に身舞われてきましたから母性を中心とする政治が願われ女性の指導者が今後増えていきそうですね。日本は明治維新を中心にして藩中心の政治体制から国を中心にした体制に変わっていきました。廃藩置県でしょうかね。それと同じような事が世界で起きていく可能性がありますね。国境の垣根が取り払われ誰でも自由に世界を往来できるようになるかもしれませんね。そして全ての思考を地球規模から考えていかなければならないでしょうね。自分(家族・親族・社会・国家)さえ良ければと言う自己中的な考えは撤廃されていかなければならないでしょうね。
そして人生観から世界観に至るまで大きな価値転換がなされる事が必要でしょうね。変化は大勢の人数を必要しないとも言われます。ある少数の方々によって渦が起こされ、それが大きくなって一夜にして民衆を巻き込んで大きな変化を起こしていくでしょう。トフラーも「未来は明るい」と発言しているようですが価値観が転換されていけば、そんな世界が展開していくかもしれませんね。共生共栄共義の世界、世界人類が共に生き、共に栄え、共に義を求める世界が出現する時代が到来するかもしれませんね。それにはトフラーが指摘しているように「宗教団体を基盤とした勢力が政府に進出」が必要なのかもしれませんね。
大変な時代なのかもしれませんが大きな希望の未来が開ける40年間かもしれませんね。待つのではなく人類が造っていかなければならないのかもしれませんね。
日本は単一民族に思われていますが事実は多民族国家です。古の奈良や京都は今でこそ神社仏閣が立ち並んでいますが、その当時は様々な人種や文化・宗教に溢れていたといいます。まさに日本はシルクロードの最終地点です。自由を求めた多くの渡来人が最果ての地を求めたのは必然的でしょう。そんな日本にとって必要だったのが「和」でしょう。日本が渡来系民族を受け入れ、それを上手く融合して日本独特の華やかな高度文明を生み出してきました。日本の活力と繁栄はまさにここにあります。世界の中にある様々な多様性を包み込んで新たのものとして生み出していくのが日本の使命なのかもしれませんね。日本は天照大神に代表されるように女性の国です。近未来において日本が重要な立場を演じる可能性は非常に高いですね。日本は単一になってしまったら発展が終わってしまうのかもしれませんね。だから若者はルーツを求めてもっと世界に出ていかなければならないでしょう。また多くの民族を受け入れていかなければならないのかもしれませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿