裸眼のまま、空中に浮かんだ立体(3D)画像に指で触れて動かすことのできるシステムを舘・慶応大教授(バーチャルリアリティー学)らの研究グループが開発し、11日に報道関係者に発表した。14~17日、東京都江東区の日本科学未来館などで開かれる「デジタルコンテンツEXPO2010」で一般公開する。
現在、普及しつつある3D映画などは、特殊な眼鏡が必要な方式が主流。舘教授らは、約50センチ四方の箱の中で、特殊な反射材を利用して42カ所の視点から見た映像を同時に空中に浮かび上がらせる方式を考案。これによって、箱ののぞき窓から見ると、左右の目に微妙にずれた映像が送り込まれ、裸眼による立体視を実現した。
また、指の位置を検知するカメラと指先に装着したベルトが連動し、指を動かすとベルトが伸縮して、3D映像に触れて動かすような体感を生み出した。デモンストレーションでは、アニメの少女キャラクターを浮かび上がらせた。
舘教授は「将来は、見て触れる博物館などのバーチャル展示や商品カタログなどに応用できる」と話した。いよいよ3Dで見ると同時に感触を感じることが出来る時代がもうすぐ到来しそうですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿