母国開催の開幕戦。「負けられない気持ちがチームを一つにした」と木村が声を弾ませた。2セットを落として迎えた第3セットで、高さのある栗原とブロックに強い迫田を本格投入。これで悪い流れを断ち切ると、最後は本来の動きを取り戻した木村のバックアタックで逆転勝利。日本コートは歓喜に満ちた。
先に主導権を握ったのはポーランドだった。真鍋監督が就任以降、1勝6敗と大きく負け越している相手。立ち上がりの打ち合いで劣り、決定率の悪かった日本は「ブロックで得点を奪いに行こう」(真鍋監督)と、作戦を変更。さらに今大会に向け新たに習得した速いトスからのバックアタックも効果的に用いた。
途中出場の迫田は「バックアタックを必ず決めて流れを変える」と意気込んだ通りに、後衛からスピード感あふれる強打を放ち、故障から復帰した栗原もフェイントなどの小技で援護。相手の乱れたブロックをついて木村が躍動し、流れを引き寄せた。8月のワールドGPで最多得点者に輝いた木村も含め、「夏場より全員が(バックアタックを)打てるようになっている」と真鍋監督は目を細めた。
最終セット。木村のトスから14点目を打ち抜いた栗原は「みんながフォローに入ってくれるのが見えた」とチームの成長を実感した。逆転で初戦を制した日本は、1978年大会以来の表彰台へ一気に駆け上がる。幸先の良いスタートになりましたね。是非表彰台の一番上を目指して頑張って下さい。
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