2010年10月20日水曜日

燃料1リットルあたり30km

マツダは20日、主力の小型車「デミオ」を2011年前半に改良し、燃料1リットルあたりの走行距離を、ハイブリッド車(HV)並みとなる30キロメートルにすると発表した。まず日本で発売し海外にも順次販売を広げる。新開発の低燃費型エンジンを搭載。独自開発のアイドリング停止機能と組み合わせて燃費30キロを達成した。自動車の低燃費競争が一段と加速しそうだ。
HVを除く自動車では燃費が国内最高となる。これまではダイハツ工業の軽自動車「ミラ」と、日産自動車の小型車「マーチ」の26キロが最高。デミオは大幅に上回る。
燃費はいずれも国内基準の10.15モードで、外国車と単純に比較できないが世界でも最高水準とみられる。HVを含めてもトヨタ自動車の「プリウス」(38キロ)に次ぐ水準で、ホンダが10月に発売した「フィット ハイブリッド」(30キロ)と同レベルとなる。
マツダはデミオに新開発の「スカイアクティブ」エンジンを搭載する。直噴4気筒で排気量は1.3リットル。価格は未定だが大幅な値上げは避ける見通し。
新型エンジンは今後、他の主力車にも順次導入する。同社がエンジンを全面刷新するのは9年ぶり。新型エンジンは構造を全面的に見直し、燃焼効率を高めエネルギー損失を減らした。燃料と空気を混ぜた混合気の比率を表す圧縮比を、世界最高水準の14対1にまで高めた。
マツダは一段の燃費向上に向け、トヨタ自動車からHV技術の供与を受けることでも合意している。13年にトヨタのHVシステムと新型エンジンを組み合わせた乗用車を発売する。12年には軽油燃料のディーゼル式も実用化する。低燃費競争が国内のエンジン開発力を更に高めて国際的な評価が高まっていくと良いですね。出来ればより低価格で消費者に提供して欲しいですね。

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