2010年10月15日金曜日

日本一周 あっぱれ!EVプロジェクト

大牟田市出身のフリーライター中林朗夫さん=東京都在住=が来春、大阪府守口市の中小企業が共同開発した電気自動車(EV)「Meguru(環(めぐる))」に乗って、日本一周の旅に挑戦する。EVの車体には、大牟田市の夏祭り「大蛇山」をデザインし、中林さん自身も大蛇山Tシャツを着て運転、大牟田を“走って”PRするつもりだ。
EVは今年3月、不況に苦しむ金属加工業などの4社がまちを活性化しようと共同で開発、約半年掛けて完成した。牛車をイメージした和風のデザインが特徴。朱色の漆を塗装に使い、ドアは扇子のように開閉する。長さ2・5メートル、幅1・15メートル、高さ1・6メートルと軽自動車よりも小さい3人乗りの三輪車。リチウム電池を積み、家庭用コンセントで1時間半充電すれば、約40キロ走行でき、最高速度は時速約40キロという。
2003‐04年に歩いて日本一周9024キロの旅を達成した中林さんは今年4月、守口市の町工場の取り組みに感銘を受け、「日本を一周して各地で元気な話題を作りたい」とEVの旅を思い付いた。来年からEVの量産化に伴い、市販第1号を約100万円で購入することを決めた。
「日本一周 あっぱれ!EVプロジェクト」と銘打って、来年4月5日に守口市役所前を出発。本州の太平洋側を北上し北海道へ。本州の日本海側から南下し、九州、四国を回って大阪へ戻る計画。鉛の電池を二つ積み、1回6時間の充電で約80キロ走る規格に改良、1日50キロ程度走行し、1年かけてゴールを目指す。
中林さんに約50万円を協賛する大牟田観光協会の白石政嗣会長は「(旧三井三池炭鉱施設で)世界遺産登録を目指す大牟田はこれから『観光のまち』になる。『大牟田』を全国へ発信してほしい」と話し、背中に大蛇山と書かれたTシャツと帽子を手渡した。
同会が、市販タイプではウレタン塗装となるEV車体に大蛇山をデザインし、左側のドアに張り付ける。中林さんは「大牟田の活性化の願いも乗せて、日本を元気にしたい」と意気込んでいる。
万全の準備をして出発して欲しいですね。そして日本を元気にして下さい!

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