2010年10月26日火曜日

「温泉塩」の商品化

佐賀大学と熊本県芦北町は25日、温泉海水を活用した新しい食用塩の共同研究に向けて契約書を締結した。佐賀大が製塩方法を指導、成分分析などをサポートし、「温泉塩」の商品化を目指す。
芦北町は特産品開発の一環で2007年度から、食用塩づくりを模索。不知火海に面した御立岬(おたちみさき)公園の地下1千メートルからくみ上げ、温泉センターの泉源としても活用している温泉海水を原料に試作を進めており、佐賀大の特許技術に着目して協力を申し入れた。
佐賀大は、ミネラル成分を多く含む塩を濃縮海水から天日や低温加熱で精製する方法や、結晶の形をコントロールして味を整える独自の技術を確立している。そうした技術指導に加え、温泉海水の詳しい成分分析や、試作品と市販品との比較試験などを実施する。
佐賀大であった締結式で芦北町の竹崎一成町長は「健康づくりにも寄与できる成果を結実させ、地域振興につなげたい」、佛淵孝夫学長は「手塩にかけた仕事で名産品を」とそれぞれ語った。
研究期間は当面、来年3月まで。担当する佐賀大学総合分析実験センターの池田技術専門員は「温泉センターの廃熱を活用するなど、コストや環境負荷がかからない工夫をしていきたい」と話す。 佐賀大の特許技術を活用して健康に良い「温泉塩」を商品化して地域の振興につなげて欲しいですね。

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