旅先で写真を撮影することが好きな同志社大の女子学生のアイデアをもとに、タカラトミーが3D(3次元)写真を撮影できるデジタルカメラの商品化にこぎつけた。同社の社員が講師を務める授業に学生が企画書を出したのがきっかけで、来春、全国の量販店などで発売する予定だ。
商品名は「3D Shot Cam」(税込み5980円)。カメラには、人間の両目とほぼ同じ間隔でレンズが二つ並ぶ。右目と左目で見た景色を同時に撮影、L判サイズで印刷し付属ののぞき眼鏡(ビューアー)に写真をセットしてのぞくと、立体的な写真が楽しめる仕組みだ。液晶画面がカメラにないためその場で画像確認はできないが、ビューアーが紙製で平らにでき、ポストカードなどに利用できるという。
アイデアは経済学部4年の日下部さんが出した。学外からテーマを募る科目の一つに、タカラトミー社員の渡辺さんがおもちゃの開発過程を教える授業があり、日下部さんが3Dカメラの企画書を2009年初めに提出。家電各社が今年にはいり3Dテレビを相次ぎ発売する1年以上前だったが、渡辺さんはブームになるかもしれないと判断。社内に持ち帰り、コストなどを検討し商品化を決めたという。
日下部さんは「3Dなら、より臨場感があり楽しかったことを分かちあえるのではとの思いが発端になった。家族や友達同士で盛り上がって下さい」と話す。
女子学生のふとしたアイデアが実用化に結びついて良かったですね。ヒット商品になると良いですね。
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