2010年10月4日月曜日

山中伸弥教授実用化に向けた意気込みを語る!

体のあらゆる組織や臓器になるとされる「iPS細胞」を開発した、ノーベル医学生理学賞が有望視されている京都大学の山中伸弥教授が、2日、東京で講演し、「10年以内に、iPS細胞から作った細胞を患者に移植する研究を始めたい」と、実用化に向けた意気込みを語った。
京都大学の山中教授は、自身が所長を務める「iPS細胞研究所」が開いたシンポジウムで、難病の患者や一般の人たちおよそ800人を前に講演した。この中で、山中教授は、体の細胞に特定の遺伝子を加えて作るiPS細胞は、心臓や神経などさまざまな細胞になることが確認され、現在、医療への応用に向けて安全性を高める研究を進めていると報告。そして「難病の治療のため、10年以に、iPS細胞から作った細胞を患者に移植する研究を始めたい」と、実用化に向けた意気込みを語った。このあと、各分野の研究者が、さまざまな合併症を引き起こす糖尿病や、体が自由に動かなくなるパーキンソン病を対象に進めている、iPS細胞を使った治療法の開発について紹介しました。会場を訪れた難病の患者やその家族からは、それぞれの病気についての質問が相次ぎ、山中教授は「世界じゅうでiPS細胞を利用した研究が行われており、できるだけ早く治療に使えるよう貢献したい」などと答えていました。米ハーバード大学による新しいiPS細胞作製の方法も提示され世界的に注目されている分野だけに日本がイニシアティブをとって様々な問題を抱える患者の為に研究の速度をもっと速めて欲しいですね。

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