スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2010年のノーベル化学賞を米デラウェア大のリチャード・ヘック名誉教授、米パデュー大の根岸英一・特別教授、北海道大の鈴木章名誉教授の3人に贈ると発表した。
日本人の化学賞受賞は、08年の米ボストン大の下村脩・名誉教授以来の2年ぶり。日本の化学研究の水準の高さを世界に見せつけたと言える。賞金は1000万スウェーデン・クローナ(約1億2000万円)を3人で分ける。授賞式は12月10日にストックホルムで開かれる。
授賞理由は「有機合成におけるパラジウム触媒を用いたクロスカップリング」。
根岸氏、鈴木氏ら3人は、パラジウム触媒によって、医薬品や液晶など有機物質を効率的に合成する「ネギシカップリング(反応)」「スズキカップリング(反応)」と呼ばれる合成反応を開発した。この手法の開発によって、高度な化学物質の合成が可能となり、製薬、電子産業に広く応用されている。下馬評にも上がっていなかったお二人の受賞になりましたね。2年ぶりの受賞ともかくおめでとうございます。今後も化学研究の水準を更にアップして日本を元気にして欲しいですね。
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