2010年9月10日金曜日

内視鏡を使った生体間同時移植手術

九州大病院(福岡市東区)は10日、国内で初めて内視鏡を使って膵臓(すいぞう)と腎臓を摘出し、生体間同時移植手術を実施したと発表した。
同病院は「通常の開腹手術に比べ、臓器提供者の負担が軽減され、安全性も高まる」としている。
移植を受けたのは、福岡県内の40歳代の女性。60歳代の母親から膵臓半分と左の腎臓を提供された。手術は8日に約10時間かけて行われ、手術後の状態は良好という。これまで、膵臓と腎臓の移植手術では、臓器提供者の上腹部を約10センチ開腹していたが、今回は、腹部の4か所から内視鏡を入れたうえ、臓器を取り出すため最低限必要な6センチだけ下腹部を開いた。手術の技術は本当に日進月歩で進んでいますね。ますます研鑽して患者の負担を軽減し安全性の高い様々な術式を開発していって欲しいですね。

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