2010年9月10日金曜日

豊田通商と近畿大学クロマグロの完全養殖技術で提携

豊田通商と近畿大学は10日、クロマグロの完全養殖技術で提携したと発表した。従来の養殖は天然の中間魚(ヨコワ)を捕獲して育てるが、豊田通商は近畿大が世界で初めて成功した完全養殖技術を活用し、卵から孵化(ふか)させて育てたヨコワを養殖業者に販売する。完全養殖の商業化に乗り出すのは世界初という。
豊田通商が稚魚をヨコワに育てる会社を長崎県五島市に設立し、近畿大は稚魚の提供に加えて技術支援も行う。食料事業の強化を目指す豊田通商と、大型のいけすが多数必要なため協力企業を探していた近畿大の思惑が一致した。
クロマグロを巡っては、大西洋・地中海産の国際取引禁止が一部の国から提起された経緯がある。乱獲で天然ヨコワが減ったり、捕獲規制が導入されたりすれば、卵から育てる完全養殖によるヨコワの需要が高まるとみられる。 捕獲する時代から完全養殖の時代に移っていかなければならない時だと思いますね。是非商業化をして安くて旨い黒マグロを流通させていって欲しいですね。

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