2010年9月3日金曜日

電流損失を大幅に減らせる超電導線を開発

国際超電導産業技術研究センター(東京・江東区)と九州大学は、送電時の電流損失を大幅に減らせる超電導線を開発した。
これまでの超電導線に比べ、損失を10分の1〜100分の1に抑えられる。超電導線を利用した送電網は、省エネ効果が高いとして実用化が期待されているが、新技術によって効率がさらに高まる。
超電導は低温下で電気抵抗がゼロになる現象。超電導物質を組み込んだ導線は、大容量の電力供給が可能だ。
だが交流電流では、磁界の変化などで電流が失われる。その損失は、導線内の超電導層の電流の密度(単位面積あたりの電流量)に比例すると考えられるため、超電導層を細分化して磁界の変化量を抑える技術開発がこれまで進められてきた。
早く実用段階まで進んでいくと良いですね。

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