2010年9月30日木曜日

甘草の人工栽培技術の研究開発

三菱樹脂は30日、漢方薬の成分となり、大半を中国から輸入している薬草「甘草15件」の人工栽培技術の研究開発を始めたと発表した。大量に栽培できるようにして、2年後の事業化を目指す。
甘草は胃腸薬や化粧品の成分のほか、食品の甘味料など幅広く使われている。だが中国など原産地では乱獲が深刻な問題になっており、安定供給するためには国内での人工栽培の実現が急務と判断した。
研究開発は、薬用植物事業を手掛けるベンチャー企業のグリーンイノベーション(東京)と共同で実施。既に原産国と気候条件が異なる国内では難しかった苗の生育に成功し、今後、成長しても有効成分を含んでいるかどうか研究を進める。
三菱樹脂の荻原勝年農業資材部長は「希少な薬草はレアアース(希土類)などと同様、国際的な争奪戦になる可能性がある。甘草15件以外の薬草の栽培技術も研究し、将来的な安定供給につなげたい」と話している。是非研究開発を進めて他の国や地域に依存しない体制を作り上げていって欲しいですね。他の分野でも技術力を行使して依存しない方向で研究開発を進めて欲しいですね。

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