体内のリンパ節を手術中に“透視”できるカラーカメラシステムを高知大の佐藤隆幸教授(循環制御学)らが開発した。
リンパ節はがんが転移しやすく、危険性の高い部分だけを取り除く必要があるが、佐藤教授は「手術中の位置確認が難しい。このシステムを使えば正確な位置を把握でき、最小限の切除で治療できる」としている。世界初といい、4月に製品化した。
佐藤教授らは近赤外光線をあてると、光を吸収し発光する色素インドシアニングリーン(ICG)に注目した。体に注射したICGはリンパ節に吸収され、体外から近赤外光線をあてるとICGがリンパ節内で発光する。光は肉眼で見えないため微弱な光をとらえる超高感度カメラを開発。モニターで光を観察し、リンパ節の位置を正確に確認できる。多くの病院でもこの方式を採用してガン手術をより根治しやすい方向に持っていって欲しいですね。
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