竜安寺(りょうあんじ)(京都市右京区)がかつて所蔵していたふすま絵6面が、115年ぶりに同寺に返還されることが18日、分かった。競売会社のクリスティーズによると、ふすま絵は15日、ニューヨークで開催された同社オークションに出品され、8万6500ドル(約743万円)で落札された。落札者は匿名で、竜安寺への寄贈を発表。同寺は「感無量です」とコメントを寄せているという。
ふすま絵は安土桃山時代の絵師、狩野永徳の次男、孝信(1571〜1618年)の作と伝えられる。明治初期の廃仏棄釈で財政難に陥った竜安寺が明治28(1895)年、東本願寺に売却した71面のうちの6面。さらに九州の炭鉱王、伊藤伝右衛門の手に渡り、その後散逸した。6面については2000年に日本人コレクターが競売に出品。別のコレクターの手に渡っていたという。落札者には感謝ですね!!本来あるべき所に一部ではありますが戻って本当に良かったですね。
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