京都大基礎物理学研究所(京都市左京区)は8日、最新鋭のスーパーコンピューターシステムを同研究所に導入し、来年1月に運用を始めると発表した。開始時で西日本最速になるという。
日立製作所の大型コンピューター108台で構成する並列システムで、理論値で演算(浮動小数点演算)を1秒間に90・3兆回(TFLOPS)できる。現在の日本最速は、日本原子力研究開発機構(茨城県)の200TFLOPS。
原子や分子、素粒子の挙動計算をはじめ、宇宙、物性など基礎物理学におけるさまざまな数値計算に活用する。神戸市で2012年に稼働予定の次世代スーパーコンピューターとの連携も図る。費用は5年間で約7億円。
運用に携わる長瀧重博准教授(宇宙物理学)は「遠隔地から複数の計算を同時にできるので、若い研究者も使えるオープンな運用をしたい」と話している。
物議を醸し出したスーパーコンピューター論議ですが僅かな遅れが大きな遅れになっていってしまうんでしょね。是非次世代スーパーコンピューターと連結を図って有効に運用していって欲しいですね。
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