2010年9月6日月曜日

鉱物鑑定士

鉱物の種類を肉眼で正確に見分け、鉱物学の楽しさを伝える「鉱物鑑定士」。島根大総合理工学部3年松浦弘明さん(20)(島根県松江市西川津町)は6月、アマチュア最高級に当たる難関の3級を取得した。
3級の認定を受けている全国の21人中、最年少。「石を見ているとずっと飽きない。小学生時代からひたすら熱中してきた結果」と話す。
静岡県出身。小4の秋、祖父からもらった紫水晶の輝きに魅せられ、学校の図書室で石の種類を調べるうち、鉱物の世界に興味を持った。陸上部に在籍した高校時代も、帰宅後は鉱物図鑑などを読みあさり、愛知県などに採集に出かけることもあった。
現在、地球資源環境学科で、宍道湖周辺の地層の分布などを研究している。3級合格は、「たまたま」と謙遜(けんそん)するが、アマチュア地学研究者の拠点として知られ、認定試験を行っている財団法人「益富地学会館」(京都市)は「熱心に勉強している。鉱物学の魅力を広く伝えてほしい」と期待する。
「将来は、宝石商や海外で石油などの資源探査の仕事などに挑戦してみたい」と夢を描く。「島根半島は地層が見やすく、地学や鉱物の研究には最適」と話し、夢に向かって野外に出かける毎日を送っている。是非夢に向かって次なるステップに突き進んで欲しいですね。

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