山形大学の三俣助教と大学院生の大堀さんは、ゴムのように軟らかいのに磁石で磁場をかけるとプラスチックのように硬くなる新素材を開発した。ゴムの中に微小な鉄粒子を混ぜ込んだ。磁場の大きさによって元の最大180倍まで硬くなる。地震の揺れを吸収する台や、自動車の振動を抑える材料、機能性家具などに使える見通し。パナソニック電工などと共同開発を進める予定だ。
ポリウレタン樹脂に直径3マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルの鉄粒子を混ぜた。永久磁石で300ミリテスラ(テスラは磁場の強さ)の磁場をかけると、0.1秒後に鉄粒子が直線状に並び硬くなった。
直径3.5センチメートル、高さ5センチメートルの円柱状にすると、8トン以上の重さに耐えるほどの硬さになるという。磁場を無くすと数十秒かけて元の軟らかさに戻る。海外でも同様の素材の開発が進むが硬さの変化は元の3倍程度。新素材は耐震部材や緩衝材、体重を分散させる家具などに応用できそうだ。様々な応用が考えられそうですので、早く実用化して欲しいですね。
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