2011年7月31日日曜日

全体の2%にも満たず

青年経済人や若手経営者が加盟する「日本青年会議所(日本JC)」が全国の高校生約400人に地図を示して日本の国境を描かせる調査を行ったところ、正解できた生徒は全体の2%にも満たなかったことがわかった。わが国の領土をめぐる不穏な出来事が相次ぎ、国民の不安は高まっているが日本JCでは、大半の高校生が国家の形すら正確に描けていない調査結果を深刻に受け止めている。
調査は今年7月上旬から日本JCの主権国家確立委員会が行った。有効回答数は400人。高校生に千島、樺太と北方四島、日本海、東シナ海(南方)の3つの地図を示して日本の国境を実際に書かせた。
その結果、南方の国境の正答率は26・3%の105人。北方の国境は正解者59人(14・8%)で、日本海の国境を正解したのは37人(9・3%)。全問正解者はわずか7人(1・8%)だった。自信満々に答えた生徒は少なく、択捉島や与那国島がわからない生徒や竹島と鬱陵(ウルルン)島を取り違える生徒が続出し、「習っていません」と答えた生徒も目立った-という。
日本JC主権国家確立委員会の小田委員長は「結果を憂慮している。まず国の形を正しく知ることが考えたり、主張するうえでの大前提だからだ」と指摘。小田氏によると、満足に答えられない傾向は大人も同様で「国民として当然、知っておくべきことを学校はもちろん、大人がきちんと教えてこなかった。それが端的に調査結果に表れており、しっかり考えてほしい」と警鐘を鳴らす。
国旗の掲揚や国歌斉唱にも起立もしない教員もいまだいるといわれる教育界ですから国境を教えることもしないのかもしれませんね。戦争がいいというわけではありませんが、戦前の教育に戻すべきところは戻して欲しい気もしますね。

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