2011年7月17日日曜日

「好適環境水」で黄金トラフグ

高級魚のトラフグを特殊な“淡水”で養殖することに、岡山理科大工学部の山本准教授(水産増殖学)の研究チームが成功したことが13日、分かった。海水を使わず、少量のカリウムなどを加えた「好適環境水」を開発し、養殖に利用した。肌が金色がかっているのが特徴で、薬品を使わない安全な「黄金トラフグ」として今月末に初出荷する。ほかの海水魚の養殖も進めており、内陸部でも海水魚を養殖できる新技術として注目を集めそうだ。
好適環境水は、淡水にカリウムなどわずかな電解質を加えて浸透圧を調整。海水魚と淡水魚の両方が成育できるとされる。
研究チームは昨年4月、加計学園生命動物教育センター(岡山市北区)で、トラフグの卵約千個を孵化(ふか)させ、同6月ごろに好適環境水の水槽(35トン)に移した。トラフグは、病気にかかりやすく養殖が難しいが、薬品を一切使わず、今年6月ごろには約900匹が体長約35センチ、体重1キロ以上に成長。1年2カ月という成育期間も、従来の約2年から大幅に短縮された。
好適環境水で養殖されたトラフグは、肌がほんのり金色がかっており、味は濃厚で、甘みがあって臭みはないのが特徴。天然物は冬場が旬だが、養殖に成功したフグは年中、旬の味わいが楽しめるという。
世界的な食料問題を解決するためにも、内陸部で海水魚が養殖できるという点は有効な気がしますね。

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