2011年7月20日水曜日

日本人の横綱を見たい!!

歴代1位の通算勝ち星1047勝など数々の記録を打ち立ててきた大関魁皇が引退を決意した。相撲協会の「看板」とされる横綱大関陣。現役5人のうち、38歳のベテランは唯一の日本人力士だった。大関以上が外国勢だけになるのは、横綱が不在で、ともに米国出身の曙と小錦が大関だった1993年初場所以来。集客面や力士会と協会との連携の面で、魁皇が土俵を去る意味は大きい。
大相撲を揺るがせた八百長問題。関与が認定された力士が大量追放されると、処分に不満を持った外国人力士らが本場所をボイコットする動きを見せた。その危機的状況を収めたのは魁皇だった。「力士が相撲を取らなくてどうする」。温和な人柄と実力、真摯(しんし)に相撲に向き合う姿勢で、どの力士からも一目置かれる最年長関取の言葉で力士たちはまとまった。
近年、角界は不祥事が続きだった。昨年は野球賭博の影響で、直後の名古屋場所の観客が減少。八百長問題のあった今年はその数をさらに下回っている。関脇琴奨菊が大関とりに挑戦中とはいえ、気は優しくて力持ちといった「昔ながらのお相撲さん」の風情で、今でも絶大な声援を受けるベテラン大関の引退は集客面でも損失である。
また、魁皇は力士の代表として全親方衆らとの評議員会にも参加。その協議内容などを力士会に伝える役も担ってきた。しかし、これで「大関以上の日本人」という有資格者がいなくなる。相撲協会は現在、公益法人への移行を目指し組織改革を協議中だ。高額売買が問題視される年寄名跡の扱いなどの議論はこれから佳境を迎える。部屋関係者は「大関は協会と力士会の橋渡し役がいなくなることを、とても心配している」と話す。相撲協会などは消えて行ったとしても、相撲自体は存続していって欲しいですね。このまま行ったら、外国人力士ばかりになってしまいそうで怖いですね。日本人を素質のある若者を見出して、育てることが必要でしょうね。また、若者から見て魅力的な相撲界になってほしいですね。日本人の横綱を見たいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿