第93回全国高校野球選手権長野大会は9日、松本市野球場で参加94チームによる開会式を行い、開幕する。優勝争いは昨秋、今春の県大会とも決勝で対戦した佐久長聖、東京都市大塩尻の2校が実績でリードしているが、突出した力を持つチームはなく混戦模様だ。
佐久長聖は充実した戦力で9年ぶりの甲子園を目指す。高打率の河西を1番に据えた打線は2年生の森井と板垣、1年生小川ら大型選手を含めて下位まで相手投手に応じて組み替える。園田、小林の2本柱が攻めの投球を貫けるか。
初優勝を狙う都市大塩尻は相原、津山の両左腕、金子ら層の厚い投手陣が失点を最小限に抑え、スケールアップした打線で得点を重ねたい。吉田光、堤の二遊間を軸にした守備は連係の精度向上が鍵だ。
松本第一は飯田、藤田ら右の好打者が並ぶ打線が試合終盤に集中打を見せて今春の県大会3位。夏をにらみ重点強化した守備で2年生主戦高田をもり立てたい。昨秋の県大会3位の松商学園は6年ぶりのノーシード。万全ではない2年生右腕熊谷の出来がチームの浮沈を握る。
シード校では、東海大三は主戦平沢を中心にした投手陣が踏ん張り、強力打線を生かしたい。長野日大は攻守のミスを減らして貪欲に1点を奪えるか。長野商は昨夏を経験した捕手鹿児島の復帰で、右横手柳沢とのバッテリーが安定した。飯山は青山、今井の両右腕を2本柱に守りを固める。伊那弥生ケ丘は投打の大黒柱藤沢を生かす展開にしたい。
ノーシード校のうち、上田西は相場ら投手陣を打線が援護できるか。前回優勝の松本工は昨夏を経験した4番の捕手大熊を中心に上位を狙う。好投手を擁する諏訪清陵や飯山北、長野西、県大会を経験している篠ノ井、岡谷南なども勢いがつけば面白い。
まさに混戦模様といった雰囲気ですね。どこが優勝するのか楽しみに観戦したいものです。
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