女子W杯ドイツ大会で初優勝を果たしたなでしこジャパンのDF鮫島彩選手が、インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都選手を目標に掲げた。新天地となる米女子プロリーグ(WPS)のボストンに合流するため、22日に成田発の航空機で米国に向け出発。長友同様に世界No・1のサイドバックになるため、まずはFIFAランク1位の米国でさらなるレベルアップを目指す。
空港に詰めかけた報道陣、ファンのあまりの多さに驚きながらも、鮫島の目は希望に満ちあふれていた。米国でプレーした経験を持つMF沢(INAC)に「英語を覚えること」などのアドバイスを受けたことを明かし「プレッシャーより自分が学べることを吸収したいという思いの方が強い」と初の海外移籍に目を輝かせた。
目標とするのは、今や世界有数のサイドバックに成長したインテル・ミラノの日本代表DF長友だ。果敢なオーバーラップが得意というプレースタイルは自身と似ている。日本代表の試合などを見て長友のプレーに共感を覚え「積極的な攻撃参加が面白いなあと思います。DFなのにFWのような動きで。私も見ていて面白いと思われるようなプレーをしたい」と話した。
福島第1原発事故の影響で東京電力が活動停止となったため、4月にボストンへの移籍を決めた。新天地にはW杯決勝で対戦した米国代表5人が所属。うち4人がDFラインで、左サイドバックにはライバルとなるレペイルベットがいる。鮫島は「試合に出るのも簡単じゃないと思う」と言うが、一方で「攻撃参加とか自分の特徴は出せると思う」と自信ものぞかせた。
24日にはウェスタンニューヨーク戦が控えるが、鮫島は「米国代表も23日に合流するから、私も全力でやるつもりです」と合流即出場への意欲を示した。W杯を制しても「1対1とか競り合いを強化したい」とあくなき向上心を持ち合わせている鮫島が、世界一のサイドバックを目指して米国で奮闘する。 環境に早く順応して、英語でうまくコミニケーションが取れるようになるといいですね。活躍期待しています。
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