2011年7月9日土曜日

国産空母の建造?!

中国初の国産空母の建造が今年から始まったことが8日、わかった。
外交筋と米政府当局者が明らかにした。「強大な海軍」建設を国家目標に掲げ、海洋権益拡大を図る中国は、ウクライナから購入した中型空母「ワリャーグ」(排水量約6万トン)の試験航行を年内に始める見通しで、国産空母が完成すれば、2隻態勢が整う。尖閣諸島を巡って中国と緊張関係にある日本や、南シナ海で中国と領有権を争うベトナム、フィリピンなど周辺諸国の懸念を高め、米国の圧倒的な軍事力で支えられてきたアジア太平洋地域の安定を揺るがすことになりそうだ。
6月上旬、中国軍の陳炳徳(ちんへいとく)・総参謀長が香港メディアに対し、「空母は現在建造中だ」と語り、軍首脳として初めて空母建造の事実を確認した。ただ、建造中の空母が、改装中のワリャーグを指すのか、国産空母を指すのかは明言していなかった。
外交筋によると、軍当局者がこの発言について、「ワリャーグは国産とは呼べない」と説明した上で、「ほかの場所で建造を進めている空母だ」と断定したという。米政府当局者も「国産空母と認識している」と語った。米国防総省が公表した2010年版の「中国の軍事力と安全保障の進展に関する年次報告書」も、中国で10年以内に複数の空母の運用が実現するとしている。
東アジアや世界にとって、確実に中国は驚異になっていきそうな気配ですね。太平洋沿岸諸国が手をとって、その驚異に対抗すべく体制・組織を構築していかなければならないでしょうね。

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