2011年2月15日火曜日

「どう指導したらいいのか」という不安の声

新年度からの小学校5、6年の「外国語活動」必修化に向けて、仙台市の各校は数年前から英語の授業を採り入れている。だが、教員には「どう指導したらいいのか」という不安の声が少なくない。約200人の教員が勉強会に参加し、教え方の研究に力を入れている。
「What do you want to be?」(将来何になりたいですか)。
「えーと、I want to be a nurse.」(看護師になりたい)
3日、仙台市宮城野区の岡田小学校。6年2組の教室から児童の元気な声が聞こえた。英語で職業名が書いてあるカードを使っての英会話。児童は「たくさんの人と会話ができて楽しかった」と話した。
 担任の矢崎先生は、昨年度まで英語を教えたことはなかった。「子どもたちの前で恥ずかしがらずに英語を使うことで、子どもたちもついてくるようになった」と振り返る。
市教委によると、2002年の学習指導要領の改訂により、小学校で総合学習の時間に外国語活動をすることができるようになった。同年から市内の小学校で英語の授業の試行が始まり、09年度には全ての学校が採り入れた。
だが、もともとは英語の授業がなかった小学校。各校で取り組みが広がるにつれて、教員からは「どう教えたらいいのか分からない」と不安の声があがり始めた。英語に触れるのが初めての子どもたちを緊張させないようにするのが難しいという。
 「教師同士で英語教育を研究する場をつくりたい」。09年ごろ、こんな声が多くの教員からあがるようになり、教員がつくる「仙台市小学校教育研究会」が昨年4月、「外国語活動部会」を立ち上げた。
参加するのは約200人。部会では文部科学省から支給された教科書「英語ノート」や補助教材をどう活用するか、話し合っている。模擬授業を開き、公開して意見も言い合う。
昨年11月24日、仙台市泉区の高森東小学校。6年1組の神成先生は模擬授業に挑戦し、将来の夢を子どもたちに語らせた。神成さんは「部会で学んだことを参考にして、子どもたちが英語を楽しむことができた」と話した。
部会長の遠藤和彦・岡田小学校長は「小学校の英語は、中学校と違って英語でコミュニケーションをとる楽しさを伝える。先生方には、英語を勉強として教え なければならないと気負って欲しくない」。宮城教育大学教育学部の板垣信哉教授は「学校単位で理解を深める雰囲気をつくることが大切。今後は中学 校とも連携して指導方法を考える工夫も必要」と話している。
4月から具体的に始まっていくのですが不安の方が先生にとっては大きいんでしょうね。まずは走り出して改善していくしかないのかもしれませんね。小学校からの英語教育効果があるのか疑問ですがね。もっと国語をやらせるべきだとも思いますね。

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