すべての学生や教職員ら約900人に携帯情報端末「iPodtouch(アイポッド・タッチ)」(米アップル社)を貸与し、授業や自習に取り入れている高知高専(高知県南国市物部乙)で9日、端末を使った英語の授業が公開された。
端末を使って小テストを行えるなど、「手軽に勉強できる」と学生らには好評で、学生らが開発した英単語学習ソフトもある。導入を進めてきた電気情報工学科の今井一雅教授は「面白いと感じればやる気も出る。高知高専方式を全国に広めたい」と意欲を見せた。
同校は2009年から端末を支給し始め、端末があればインターネットで予習ビデオを見たり小テストができたりする仕組みを整えた。端末を全員が使って授業などに活用するのは全国初という。事業費は5000万円。今年4月から本格的に授業で取り入れる。
この日、2年生の英語の授業では、学生らが開発した3300語の英単語を覚えられるソフトを使用。一人ひとりが問題を解き、結果を端末で今井教授 に送信し、今井教授の端末には順位などの集計結果が表示された。学生は2人組で英会話を端末に録音してメール送信し、英語教師は発音を確認した。辞書機能 も付いており、ある学生は「どこでも自習でき、これ一つあれば勉強がはかどる」と話した。
4月からは、教科書の閲覧や出欠の確認もできるようになる。英語の授業では、端末で動画を撮って英語の映画を自主製作する計画もある。勉強する環境は本当に整っていますが如何に話せる人を育成していくのかが課題ですね。
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