2011年2月12日土曜日

通常会話は完全に理解でき、応答も早い

三井住友銀行は今年から、総合職の全行員約1万3千人に、英語力テスト「TOEIC」で800点以上を目指すよう求め始めた。融資している企業が海外に進出し、国内の支店でも英語でのやり取りが必要になっているからだ。
海外との仕事が多い商社やメーカーでは社員に英語力を求めることが多いが、国内での仕事が多い銀行では異例の取り組み。800点以上という高水準の英語 力を社員に期待するのは国内企業全体でも珍しい。融資先の海外進出に加え、銀行もアジアの新興国などに出ようと考えているため、「英語力」が無視できなく なった。
三井住友は昨年末、総合職の全行員にTOEIC受験をすすめ、800点以上を「行員としての期待水準」にすると知らせた。東京と大阪の本店などを試験会場にして、無料で受験できるようにする。
TOEICは英語力を測るテストで、世界約90カ国で年間500万人が受け、日本では2009年度に168万人が受験した。リスニングと英文読解があり、990点満点。平均は500点台後半。
800点は「通常会話は完全に理解でき、応答も早い」とされ、海外駐在員になるようなレベル。三井住友は目標達成のため、英語研修を充実させる。
今月下旬から、東京と大阪の本店内に20〜30席の区画をつくり、平日午前7時〜午後10時にいつでも外国人講師の個人レッスンを受けられるようにす る。定員は毎年1千人程度で、希望者を中心に選ぶ。支店の行員には外部の英会話教室の受講料を出し、無料で通えるようにする。
海外駐在の経験者を増やすため、今は10年前後になることもある海外赴任期間を原則5年以内として交代を早めるほか、現地採用した外国人を本店などに配属して交流も進める。行員の英語力は昇進の条件にしないが、本社の国際部門など一部部署では英語力が配属の条件になる。
4月1日に頭取に就く国部毅取締役は13年までに国際部門の収益の割合を現在の約20%から30%超に高める計画を打ち出している。海外拠点網の拡充を支える人材を育てる狙いもある。
国内での需要が確実に減少していくでしょうから海外に目を移さなければ成らない状態ですので英語力の向上は確実に求められていくでしょうね。

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