2011年2月12日土曜日

暗闇の物体を、くっきりカラーで動画撮影できる新システム

肉眼では何も見えない暗闇の中の物体を、くっきりとカラーで動画撮影できる新システムを、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が開発した。防犯カメラなどに応用が可能で、犯罪の検挙率の向上につながると期待される。
研究チームは物体に赤外線を当てると、表面の色によって反射して戻ってくる赤外線の強度などが異なることに注目。身の回りの様々なものに赤外線を当て、 色と反射強度などの関係を調べた。これらを元に、照射した赤外線の反射をセンサーでとらえ、物体の色を画像処理で再現するシステムを開発した。
従来も赤外線を使って暗闇の物体を撮影することはできた。だが、モノクロ画像しか得られず、緑色に着色して使われることが多かった。新技術を防犯カメラ に応用すれば、「犯人」の衣服の色などを判別することができる。夜間の野生動物の観察にも活用が可能だ。今後、ベンチャー企業に技術移転し、実用化を目指 す。
永宗靖・主任研究員は「現在は救急箱ほどのサイズだが従来の防犯カメラ程度に小型化を進め、色の再現性を上げて実用化につなげたい」と話している。
様々な分野への活用が期待出来そうですので是非小型化して実用に耐えうる物を作り上げて欲しいですね。

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