2011年2月21日月曜日

フタロシアニン

価格が高騰するレアアースの代替素材として、インクに含まれる有機分子を使うことで、世界最小、高性能の磁気センサーの開発に、千葉大の山田豊和・特任准教授ら日、独、仏3か国の共同研究チームが成功したと発表した。
 大きさ1ナノ・メートル(10億分の1メートル)の極小サイズながらセンサー感度は従来品の10倍にアップ。安価な材料でパソコンなどの小型化や高性能化が図れるという。
研究成果は、21日付の科学誌「ネイチャー・ナノテクノロジー」電子版に掲載される。
山田特任准教授らが開発したのは、パソコンなどのハードディスクの記録読み取り装置に使う磁気センサー。年々高騰するレアアースなどの代替品とし て、太陽光電池やディスプレーなどへの応用が進む有機分子に着目。インクや染料・顔料などに含まれているフタロシアニンを使ってみたところ、有機分子1個 で磁気センサーの働きをすることを発見。センサー感度も10倍になることがわかった。是非実用段階にまで早く持っていって欲しいですね。資源のない日本ですから技術力で代替素材をどんどん開発していって欲しい気がしますね。

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