2011年2月21日月曜日

存続にご協力を!!

県内を訪れる外国人観光客を英語で案内するボランティア団体として、半世紀にわたり奈良の観光を支えてきた「奈良学生ガイド」が、メンバーの激減で存続の危機に陥っている。4年前には30人を超えたメンバーの大半が卒業し、4月には過去最低の6人になってしまうという。
「The 5−story stupas represent the five elements(五重塔は、この世を構成する全てである地・ 水・火・風・宇宙を表しているんですよ)」。会長の奈良女子大3年沢田恵美子さん(20)が、笑顔でオーストラリアから来た男性に説明する。男性は何度も うなずいて、すっかりうち解けた様子だ。外国人観光客の評判はすこぶる いい。
奈良学生ガイドは1964年に設立。年末年始を除く毎日午前9時〜午後5時、東大寺や薬師寺など奈良市内の観光名所で外国人観光客を案内してきた。ところがここ数年でメンバーは激減。ガイド不足で依頼を断ることも多くなり、年間のガイド件数は4年前と比べて約300件も減少している。
半世紀もの歴史を持つ団体がなぜ存続の危機に直面しているのか。ガイドには英会話サークルでの英語講習参加が必須で、その後も面接や書面審査、研修などがあり、ガイドデビューに最短でも4か月間かかる。このため、「自分の英語力ではガイドなんて……」と、敷居の高さに踏みとどまる人が多いのだとい う。
政府によると、外国人対象のボランティアガイドは全国で84団体あり、学生団体は京都や東京などで7団体が活動する。それでも予約不要で毎日常駐している「奈良学生ガイド」のような団体は珍しいという。
メンバーはいま、関西各地の大学で勧誘ビラを配ったり、体験ガイドツアーを実施したりと懸命になっている。沢田さんは「自分のガイドが伝わり、奈良を好きになってもらえる瞬間は何よりも励みになります。一緒に奈良の観光を支えてほしい」と呼びかけている。約半世紀に渡って存続して多くの外国人に奈良の素晴らしさを伝えてきた団体ですから存続していって欲しいですね。是非多くの学生さんにこの事を伝えて英語の勉強にもなるでしょうから参加を呼びかけて欲しい気がしますね。連絡先は「奈良学生ガイド」(0742・26・4753)ですので宜しく!!

0 件のコメント:

コメントを投稿