2010年11月8日月曜日

早稲田伊勢路を首位で駆け抜ける!

第42回全日本大学駅伝(7日、熱田神宮‐伊勢神宮=8区間、106・8キロ) 学生3大駅伝第2弾は、10月の出雲全日本大学選抜駅伝を制した早大が大会新記録の5時間13分2秒で、15年ぶり5度目の優勝を果たした。大会直前、15年前のアンカーだった早大・渡辺康幸監督のもとに、東京六大学野球秋季リーグで優勝決定戦を制した斎藤佑樹投手から激励の電話が入り、“佑ちゃんパワー”が注入されていた。勢いづく早大は、来年の箱根駅伝(1月2、3日)で史上3校目の年間3冠を狙う。
エンジ色のタスキが8人の汗で黒光りする。アンカー平賀翔太(2年、長野・佐久長聖)が、秋晴れの空に右手人さし指を突き上げた。神々が降りる伊勢の杜に、早大が15年ぶりにトップで走り込む。打ち上がる花火が祝砲に聞こえた。
「エース級はいなくても8人の総合力で勝つ。これが駅伝です」
“怪物”といわれた渡辺監督が、現役時代の92~95年に4連覇して以来となる優勝。選手の奮起に胸を張った。4区以降はトップを独走、従来の記録を1分10秒上回る大会新記録で年間2冠獲得に花を添えた。
「第2関門を突破してこれで箱根駅伝に専念できる。(往、復路)10人で粘り強く戦いたい」
10年ごと(90年大東大、00年順大)に訪れる年間3冠校誕生の周期も追い風だ。渡辺監督は夏場からダイエットに取り組み10キロ減(71キロ)をキープしているが、出雲駅伝に続き今回も胴上げはなかった。箱根駅伝で頂点に立ったそのとき、軽やかに宙に舞う。ここまで来たら是非3冠目指して頑張って欲しいですね。

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