長崎大先端計算研究センターの浜田剛准教授らのグループが、米国電子学会の「ゴードン・ベル賞」を2年連続で受賞した。
昨年は低価格で高速計算が可能なスーパーコンピューター「DEGIMA」の開発成功が評価されたが、今回はさらに性能を高めたことなどが認められた。
浜田准教授らは、安価で市販されている画像処理装置(GPU)を大量につなぎ合わせるなどの方法で、従来は数十億円かかるスーパーコンピューターの開発費用を約3800万円に抑制。毎秒158兆回の計算が可能だったが、今回はGPUを増やすなどの改良を重ね、同190兆回の計算ができるまでにした。
このスーパーコンピューターは、天体物理学や金融工学などの応用研究に活用されているほか、三菱重工業長崎造船所との共同研究で船体の構造解析にも応用されているという。
ゴードン・ベル賞は、「スーパーコンピューター分野のノーベル賞」とも言われる。
浜田准教授は「昨年受賞してから、コツコツと改良を重ねてきた。その成果が認められてうれしい。これからも、さらにより良い研究ができるよう精進したい」と話していた。おめでとうございます。更に研究を進めて3回4回と受賞を重ねていって下さい。
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