2010年11月28日日曜日

カーボンナノチューブの太さを自在に操る方法

髪の毛の数万分の1の細さで鉄よりも強く、産業への応用が期待されている新素材・カーボンナノチューブの太さを自在に操る方法を、名古屋大学の伊丹健一郎教授(物質理学)らが開発した。23日付の独専門誌電子版に掲載された。
炭素原子が筒状になったカーボンナノチューブは、1991年に飯島澄男NEC主席研究員(現・名城大教授)が発見した。軽くて強度があるため、自動車の車体や飛行機の機体に使ったり、電気を通す特性を生かして電子部品に応用したりするなど、幅広い活用が考えられている。ただ、現在の合成法では太さや長さを自由に制御することはできなかった。
伊丹さんらは09年、チューブの最小単位となる輪「カーボンナノリング」を合成。この輪をつくる際に使った「部品」に別の部品を加えることで直径1.9ナノメートル〜2.2ナノメートル(ナノは10億分の1)までの太さが異なる3種類のリングを作ることに成功した。
これらのリングを鋳型にして、リングを縦に伸ばすことができれば、太さの違うカーボンナノチューブを自在に製造できる。伊丹教授は「分子をつなぐ有機合成化学を使って実現できた。安価に長さを伸ばす方法の開発も目指したい」と話している。是非、太さと長さを自由に制御できる方法の開発して欲しいですね。

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