2010年4月29日木曜日

洋上LNG生産

大阪ガスは29日、同社が10%出資し権益を保有するオーストラリア北部海域のサンライズガス田の開発について、洋上で液化天然ガス(LNG)を生産する方式の採用で豪資源開発会社ウッドサイド・ペトロリアムなど出資各社が基本合意したと発表した。
洋上LNG生産は新しい技術で、従来のパイプライン・陸上生産方式に比べ低コスト化が可能。日本企業として洋上生産方式に合意したのは初めてという。
計画では、LNG輸送船の約1・5倍の大きさの浮体式プラントを建造。海底ガス田付近に浮かべて天然ガスを精製・液化、そのまま出荷する。
2010年代後半から年間約400万トンを生産する計画で、総事業費は数千億円規模。今後、技術面の検討を続け最終的な投資判断を行う。
LNGは現在、採掘した天然ガスをパイプラインで陸上設備に送り生産しているが、洋上方式ではパイプライン敷設が不要となり、数割程度のコスト削減が見込める。また、開発が難しかった中小の海底ガス田での生産が可能になるという。資源のない日本にとって資源の確保と省エネ技術の向上は国家戦略の重要なテーマでしょうから今回の合意は日本にとっても朗報ではないでしょうかね。

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