2010年4月9日金曜日

船内服に日本の技術

日本人女性2人目の宇宙飛行士、山崎直子さん(39)が搭乗しているスペースシャトル「ディスカバリー」の船内服に、関西の繊維各社の製品が採用されている。いずれも宇宙船内という特殊な環境に対応。宇宙での山崎さんの快適な生活に一役買っている。
グンゼが開発した船内活動用Tシャツは、吸汗・速乾性に優れた既存のTシャツ「クールマジックシリーズ」を改良し、吸湿性と消臭機能を向上させた。素材の綿のセルロース繊維をナノレベルで改質し、綿本来の吸湿性を高めるとともに消臭性を付加した。「(船内では)洗濯ができないことに配慮した」(同社広報IR室)という。
さらに独自の裁断法(カッティング)を活用。無重力状態では、人間の体が前かがみになることを考慮し、前かがみになっても着圧がかからないデザインを採用した。
シャトルには、靴下メーカーの岡本(大阪市西区)の機能性靴下「スーパーソックス」も搭載。吸湿・放湿性に優れた独自開発の天然繊維ウール「ブリーズファイバー」を使用し、長時間の着用でもムレやにおいを抑えたという。
アシックスでは、船内運動用のトレーニングウエアとハーフパンツの「スピルトップ」ブランドが採用。高い伸縮性に加え、汗をかいても着用感をドライに保つ素材を使用している。
船内の服装は、昨年9月にJAXA(宇宙航空研究開発機構)が一般募集を開始。JAXAの選定委員会の審査や安全性実証試験などを経て選定された。船内服にも日本の技術がちりばめられている感じですね。是非地上での生活を快適に過ごすための素材に利用してほしい気もしますが洗濯は出来ますからね。

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