2010年4月25日日曜日

76歳の大学院生

関西国際大(兵庫県三木市志染町青山1)の「シニア特別選考」第1期生として、昨年3月に同大人間学部を卒業した池尾啓子さん(76)が今春、同大大学院に進学した。原則満60歳以上が対象のシニア学生としては、同大で初の大学院生。高齢者の生涯学習や社会教育について研究する予定といい、「2年間、院生活に没頭したい」と張り切っている。
池尾さんは2006年4月、同大へ編入。3年間、自宅から電車とバスを乗り継ぎ、約2時間かけて三木キャンパスに通った。英語によるコミュニケーション法などを学び、若い学生とも積極的に会話。大学生活を満喫し、昨春卒業した。
院へ進むことは当初考えていなかったが、卒業後半年ほどして、「高齢者の生涯学習のあり方を探りたい」と思い立ち、進学を決めた。団塊の世代の退職などで、高学歴の高齢者が自身の周囲にも増えてきたことから、「もっと多様で継続的な生涯学習のプログラムが、社会に求められているのではないか」と感じたのがきっかけという。
現在は週3回、尼崎と三木のキャンパスに通い、教育学、心理学の勉強にいそしむ。「毎日が楽しくて仕方ない」と笑い、「院で学んだことを社会に還元できるように、良い修士論文を書きたい」と話した。団塊の世代を中心にちょっと大人の方々が日本を元気にしていく源泉になって欲しいですね。まさに定年後は本当の意味での人生の第二の出発点なのかもしれません。今までの経験に磨きを掛けて世のため人のためにもうひと踏ん張りして欲しいですね。池尾さんのように学ぶも良し何でも出来るんじゃないでしょうかね。頑張ってください!!

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