2010年4月23日金曜日

タコの可能性

広島大大学院生物圏科学研究科の加藤範久教授(分子栄養学)が2010年度、広島県三原市名産のタコを使って、健康食品としてのタコの可能性を探る研究に取り組む。
タコには、大腸がんや肥満などの抑制効果が期待出来るとされるビタミンB6が豊富に含まれており、タコをマウスやラットに与える動物実験で効果を検証する。
加藤教授によると、これまでの研究では、ビタミンB6に様々な疾病への予防的効果が報告されているが、食品としてのタコ自体の効能に関する研究はほとんどなかったという。
今回の実験には、三原市漁協の協力を得て、同市沖で取れたタコを使用。タコの摂取が、大腸がんなどの腸内疾病や食物アレルギー、動脈硬化、肥満、糖尿病などにどう影響するかを調べる。また、タコの頭や足、いぼなどの部位ごとに成分の傾向を分析し、健康食品開発に役立てる。事業費は264万円。
加藤教授は「食生活の欧米化に伴って、日本人のビタミンB6の摂取量は減少傾向にある。今回の研究がタコを使った新たな名産品の開発に役立ち、地域の活性化につながればうれしい」と話している。タコは体に良さそうな感じがしますね。それに科学の光を当てて数値的にも効能がはっきりするといいかもしれませんね。そしてタコを使った健康食品や薬の開発がなされれば地域も潤うことでしょう。

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