商店主の高齢化が進み、閉店する店が相次いでいた東京都大田区の小さな商店街で5月15日、落語家の六代目・春風亭柳朝師匠の寄席が開かれることになった。盛り上がりに欠ける商店街を何とか活性化させたい。そんな商店主たちの呼びかけに柳朝師匠が応じたもので、商店主たちは「これをきっかけに若者もひきつける商店街に変わりたい」と張り切っている。
この商店街は、JR大森駅と東急池上線・池上駅のほぼ中間地点に位置する「観音通り共栄会」。周囲は住宅街で、どちらの駅からも徒歩で約20分かかり、買い物客は近所の人に限られているため、盛り上がりはいまひとつ。
2、3代目となる店主も高齢化して60代が目立つ。閉店する店も相次いだ。なんとか“衰退”を阻止しようと、平成21年6月から中小企業診断士のアドバイスを受け、商店主たちが活性化策を練ってきた。
21年12月、地元に住む柳朝師匠に寄席開催の協力を依頼。柳朝師匠は「地元のためになるなら」と快諾してくれたという。
観音通り共栄会の酒井和夫会長(60)は「これまで集客策を積極的にしかけてこなかったが、寄席をきっかけに各商店が自慢の逸品を売り出す『一店逸品運動』も企画。活性化のため、商店街一丸となり頑張りたい」と話している。
寄席は大田区中央の新井宿六丁目町会会館で。演目は未定。料金は前売り1000円、当日1200円。多くの知恵を出し合って是非商店街を活性化して欲しいですね。
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