2010年8月2日月曜日

新しいエンジンを開発

世界で初めて小惑星との往復飛行に成功した日本の探査機「はやぶさ」のエンジンが、世界的に高い評価を受け、製造した日本のメーカーがアメリカのメーカーと共同で、この技術をもとにした新しいエンジンを開発し、国際市場で販売することになった。
「はやぶさ」のエンジンは、「イオンエンジン」と呼ばれる電気の力で動くタイプで、燃料が少なくて済むのが特徴です。小惑星のような遠い天体を往復するのに欠かせない技術とされていますが、耐久性に難があり、今回のように7年にも及ぶ長期間の飛行は世界で初めてで、その性能の高さが高く評価されています。こうした実績をもとにエンジンを製造したNECは、人工衛星のエンジンで世界トップのシェアを持つアメリカの「エアロジェット社」に対し、新しいイオンエンジンの開発を共同で行うことを提案し、6月末、アメリカ政府の承認が出たことから、業務提携の形で今月から具体的な開発を始める。NECでは、NASAの探査機のほか、通信や放送衛星など地球を回る人工衛星のエンジンとして海外の各国に売り込みを図り、3年間で20億円の受注を見込んでいる。NECは「はやぶさの成功によって国際市場に踏み出すきっかけとなった。日本の宇宙技術の高さをアピールしたい」と話しています。日本の技術力の高さが示された感じですね。より性能の高いエンジンが開発されると良いですね。

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