フランスで21〜29日に開催される自作ロケットの打ち上げ競技会に、北九州市の九州工業大大学院工学府の学生8人を中心とする「九工大宇宙クラブ」(代表・米本浩一教授)が出場する。
5年連続の挑戦で昨年に続く受賞を目指しており、18日には使用するロケット2基を公開した。
競技会はフランスの国立宇宙研究センターと惑星科学協会の主催で、約半世紀の歴史がある。出場チームは、独自に設定した課題を実行することにより技術力を競う。今年はボルドー市近くのフランス軍ミサイル実験センターで開かれ、各国から約20チームが参加するという。
クラブのロケットは「NINJA—10(忍者10)」(全長約1・77メートル、重量約13キロ)と、「SAKURA(桜)」(全長1・68メートル、重量約7キロ)。いずれも強化プラスチック製で火薬を燃料としている。
忍者10は上空800メートル地点で内蔵パラグライダーを開き、コンピューター制御に従って指定地点に着陸する。過去4回の競技会ではいずれも失敗しているが、昨年は技術賞を受けており、今年は制御方法に改良を加えて成功を目指す。
桜は音速(秒速340メートル以上)を超えるスピード達成を目的にした新型ロケット。発射の2・5秒後に音速を超え、地上3000メートルまで上昇するという。
チームリーダーの大学院1年福田さんは「みんなで入念に製作し、実験も重ねてきた。本番では2基とも課題をクリアし、日本の学生の技術力を示したい」と意気込んでいる。是非頑張って技術力の高さを世界に示して欲しいですね。
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