2010年8月19日木曜日

船舶から地上にハイビジョン映像を送信する実験に成功

宇宙航空研究開発機構と海洋研究開発機構は18日、次世代高速通信技術の試験衛星「きずな」を使って、従来の70倍以上の通信速度となる最大37Mbpsで、相模湾を航行中の船舶から地上にハイビジョン映像を送信する実験に成功したと発表した。
太平洋上の船舶と地上を結んだブロードバンド並みの高速通信が可能なことを実証した。
船舶からの高速通信は、衛星を追尾するのが難しいが、今回の実験で、時速10キロ・メートル前後で航行する海洋機構の調査船「かいよう」は、波による揺れを吸収し、きずなを追尾する自動アンテナを装備。無人深海探査機が撮影した映像を、きずなで中継して宇宙機構の筑波宇宙センターに送信した。きずなは2008年に打ち上げられ、既に155Mbpsで利用者に情報配信が可能なことを確認している。無重力の世界と高圧の世界とがコラボして深海の秘密を解き明かす事ができる時代になったのかもしれませんね。

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