ドイツとデンマークを隔てるフェーマルンベルト海峡(25キロ)の単独横断遠泳に、東京都足立区のJA職員、黒川保隆さん(40)が成功し、20日に帰国した。
現地主催者によると、同海峡の単独横断遠泳は1939年以降、8人が成功しているが、日本人は初めてという。
フェーマルンベルト海峡は、ドイツのフェーマルン島とデンマークのロラン島の間にあり、北海とバルト海を結んでいる。日本付近ではサハリン北部とほぼ同じ高緯度で、黒川さんによると、海水温は真冬の伊豆の海より低いという。
黒川さんは、今月16日午前8時にドイツ側からスタート。ボートに乗った審判3人と知人が付き添った。前半は風もなく、水面も穏やかで快調に飛ばした。だが、低い海水温に徐々に体温を奪われ、終盤はほとんど足が動かなくなったが、必死に腕を動かし、同日夕、デンマーク側に到着。記録は6時間24分だった。
黒川さんは3歳で水泳を始め、高校時代は茨城県の海岸でおぼれる人を救助したこともあった。就職後、32歳で参加した東京・新島での遠泳大会以降、国内各地の遠泳大会に参加。海外では、ボスポラス海峡(トルコ)の横断遠泳にも成功している。
今回は、海水温の低いフェーマルンベルト海峡横断に備え、昨年11月から週3、4日プールに通うなど準備を進め、浮力を増すために、体重も7キロ増やしたという。
20日に成田空港に帰国した黒川さんは「とても寒く、生きて帰れて良かった。限界を何回も超えた気がする。支えてくれた方々に感謝したい」と話した。
8人の中に日本人が入ったということは凄いことではないでしょうかね。多くの方々の支えの中で達成された偉業ですね。次なるステップに向かって進んでいくんでしょうかね?
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