2010年8月24日火曜日

におい物質を感知するロボットの開発

東京大学生産技術研究所などの研究チームは23日、におい物質を感知する細胞をセンサーとして搭載したロボットの開発に世界で初めて成功したと発表した。介護ロボットなどに応用が期待できるという。研究成果は米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
従来の嗅覚(きゅうかく)センサーでは生物細胞を使った例はなく、感度の悪さや目的のにおい以外にも反応するなどの問題があった。
研究チームは、昆虫がにおいを感知する原理に注目。昆虫の細胞は、においの刺激に対し電気信号を発生させるため、信号の計測によって、におい物質の感知を試みた。
研究チームは、ガの触覚にある性フェロモン受容体のDNAをカエルの卵細胞に注入。数日後、におい物質を感知するたんぱく質を卵細胞内に発生させることに成功した。
この卵細胞を電極につなぎ、ロボットに搭載。鼻の上の穴にガの性フェロモンなど4種類の液体状のにおい物質を入れると、ロボットは目的のにおい物質を入れた時だけ首を動かし反応を示した。逆に電気信号で香りを送れる時代がくるかもしれませんね。茶の間で様々な香りを感じれる時がきそうですね。

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