全日空は航空機に積み込むコンテナの軽量化を始めた。世界で初めて炭素繊維強化プラスチックを骨格や底面以外の外板に使って、重量を従来の総アルミ製より約30キロ軽い約70キロに抑える一方、強度は増した。1個当たりの価格は約19万円で、従来品より約5万円高くなるが、同社は軽量化で航空機の燃料消費量を節約でき、二酸化炭素(CO2)の排出削減にもつながると期待する。
また、コンテナ内部の骨格の出っ張りを極力減らすことで、衝撃を受けても積み荷の貨物が壊れにくくなった。成田‐サンフランシスコ線を中心に7月29日から導入し、将来的に国際線用1900個すべてを更新する計画。今年度中に約500個を更新して長距離の欧米路線を中心に使用する。ボーイング777‐300型機に44個積んだ場合、サンフランシスコまでの片道で約1272キロのCO2を削減し、約516リットルの燃料節減が見込めるという。世界基準のコンテナになると良いですね。
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