前立腺がんを発症しやすくなる遺伝子の特徴を、理化学研究所と東京大などの研究チームが突き止め、1日付の米科学誌ネイチャー・ジェネティクス(電子版)に発表した。事前に遺伝子を調べることで、早期発見に役立つ可能性がある。
遺伝子の種類は、塩基と呼ばれる4種類の化学物質の並び方で決まる。研究チームは、並び方が1カ所だけ本来と異なる「SNP(1塩基多型)」と呼ばれる遺伝子の個人差に注目。患者4584人と健康な8801人の遺伝情報を比較した。
その結果、欧米の研究で前立腺がんとの関連が知られる31カ所のSNPのうち、19カ所が日本人と関係していることが判明。また、日本人にのみ関連する5カ所の新たなSNPを見つけ、うち1カ所は、性ホルモンを作る遺伝子に関連していた。これら計24カ所のSNPのいずれかを持つ人は、通常の人より1.13~1.75倍も前立腺がんにかかりやすいことも分かった。早期診断に役立ちそうですね。早めの実用化を期待したいですね。
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