精密機器関連部品メーカーの佐竹製作所(東京都千代田区)は4日、東京大学情報理工学系研究科が特許申請した世界初の3次元方向の変位を検出できる「ロボット埋め込み型柔軟触覚センサー」について、東大とライセンス契約を締結したと発表した。東大からの基礎技術移転を受けて、ロボットの部品として製品化に向けた開発を今月から始める。
同センサーは「つねる・ひねる」という3次元方位の変化を認識できる「触覚」の機能を持っており、センサー自体が柔軟に変形するため、「つねる・なでる」という動作を加えても、ごつごつした違和感がなく、自然な手触りを実現できる。現在、家事や生活支援、介護など、ロボットの活躍の場が広がり、人間に接する機会が増えるにつれて、人間やロボット自体を傷つけないため衝撃を吸収できる「柔軟な外装」を持ったセンサーの必要性が高まっているという。
同社は、海外市場を含め15年に3億円の売り上げを見込んでいる。また、民生用のロボットだけではなく、高機能家具や医療機器、ゲーム機器への応用も視野に入れている。様々な分野で応用出来る商品があるでしょうが、あっと驚くようなユニークな商品の開発を進めて欲しいですね。
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