2010年8月11日水曜日

東北大に「てんかん科」が新設

今年3月、中里信和さんは仙台市内の民間病院の副院長から異例の抜てきを受け、東北大に「てんかん科」が新設された。医師仲間の反応は「病名を表に出すの?」。偏見の根強さを改めて痛感した。
患者は全国に100万人。一方、専門医はわずか345人。東北各県の主要都市でも、「10年前の治療」を受け、治らないままあきらめている患者に遭遇した。けいれんなどの発作のため職場を辞めるなど、病気以外の悩みを抱える人も少なくなかった。
「適切な治療さえ受ければ、大部分の発作は止まり、普通に日常生活を送れる。女性なら出産もできる。このことを多くの人に伝えたい」
もともとは脳の磁場の研究が専門。だが、「いくら難しい勉強をしても患者さんのためにならなかった」。
今月から、患者の話にじっくり耳を傾ける「1時間外来」を始めた。民間病院では経営上、実現できなかった長年の夢だ。「大学教授の方が医師にも話を聞いてもらいやすい。全国をつじ説法して回りたい」と目を輝かせた。圧倒的に医師の数が不足していますね。偏見の根強い病気ですから多くの人に理解をしてもらう行脚が続きそうですね。頑張って下さい。そして多くの患者が治癒する方向にすすんでいって欲しいですね。

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