2011年8月22日月曜日

カダフィ政権は崩壊が避けられない情勢

リビアの首都トリポリに進撃した反体制派の大規模部隊は21日夜、最高指導者カダフィ大佐の最大の支持基盤トリポリ中心部まで到達、大佐の住居がある市南部バーブ・アジジヤ地区を除く全域を制圧した。ロイター通信などが伝えた。
約42年間独裁的な体制を続けたカダフィ政権は崩壊が避けられない情勢となった。
北大西洋条約機構(NATO)軍の支援を受けた反体制派と政権側の約半年間に及ぶ内戦は緊迫した最終局面に入った。ただ、大佐は所在不明で同地区などで戦闘が続いており、完全制圧にはなお時間がかかる可能性がある。
ロイター通信によると、イタリアのフラティニ外相は22日、「最大でトリポリ市内の10~15%は(カダフィ)政権の手にある」と述べ、反体制派が首都の約9割を掌握したとの見方を示した。 国民評議会のアブドルジャリル議長は同日夜、国際刑事裁判所(ICC)が逮捕状を出していた大佐の次男で有力後継候補とされたセイフイスラム氏を拘束したと明言。長男ムハンマド氏も拘束され、大佐の警護隊も投降した。
チェニジアで23年間続いた長期政権の崩壊を皮切りにエジプトのムバラク大統領(29年間の長期独裁政権)の退陣。そして、カダフィ政権の崩壊。なるべくしてなったような状況ですね。これも新しい時代への布石なのかもしれませんね。

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