小惑星イトカワは、直径約20キロの小惑星が一度粉々になった後、破片が再び集まって誕生したもので、今後10億年もたてば消滅する可能性が高いことが、探査機「はやぶさ」が持ち帰った微粒子の分析でわかった。
26日付の米科学誌サイエンスに、東京大や東北大などの6本のはやぶさの論文が特集される。
長尾敬介・東大教授らは宇宙線にさらされてできる微粒子内の成分を詳しく分析。微粒子はせいぜい800万年程度しかイトカワ表面には、とどまっていないことが判明した。微粒子は徐々に宇宙空間に飛散しており、最長約500メートルのジャガイモ形の大きさから考えると、10億年以内に消滅する可能性が高い。
一方、中村智樹・東北大准教授らは微粒子を電子顕微鏡で観察。微粒子は内部が800度まで熱せられた直径約20キロの小惑星の一部だったことが判明した。小惑星が衝突でバラバラになって、イトカワができたらしい。また、太陽系の誕生時から変わらない微粒子も見つかっており、中村准教授は「太陽系の起源に迫れる」と期待する。
宇宙時間は、人生のスパンから考えると非常に長い時間ですね。まさに宇宙の時間の経過から見ると瞬き一瞬の人類歴史であり、人生ですが、それであればこそ重要なのかもしれませんね。太陽系の起源に迫れることを期待したいですね。
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